インターネットで注文して、すぐに商品が届く便利なネットショッピング。しかし、セキュリティに気をつけないと『個人情報が流出』という事態が発生するかもしれません。そこで今回は、個人情報の流出防止になる、ネットショッピングを安全に行うためにチェックすべき6つのポイントをご紹介します!普段からインターネットをよく利用している方も、ぜひ参考にしてください。
ネットショッピングに潜む危険とは?
ネットショッピングに潜む危険とは、「ネットショッピング詐欺」のことです。ネットショッピング詐欺は、犯罪者がユーザーから盗み取った「決済情報」「カード情報」などを利用し、不正取引を行う犯罪行為です。代表的な事例として、実在する通販ショップを装った偽サイトで個人情報を盗む「フィッシング詐欺」があります。また、不正プログラム「マルウェア」に感染してしまい、個人情報の流出を含むさまざまな被害が発生するリスクも潜んでいます。そのため、ネットショッピングを利用する際は、安全対策をしっかりと行う必要があるのです。
ネットショッピングを安全に行うためにチェックすべき6つのポイント
ネットショッピングを利用する際、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。
1. 通販サイトの信頼性が高いか
通販サイトを利用する際は、信頼できるショップであるかチェックしましょう。初めて利用するショップは事前に口コミを確認し、信頼できるサイトであるか慎重に判断することをおすすめします。極端に安い価格のショップは避け、大手企業や以前に購入した通販サイトを利用するのも安全な方法です。
2. 通販サイトが暗号化されているか
利用する通販サイトのページが暗号化されているかをチェックしましょう。ブラウザのアドレスバーに「https」で始まるURL、もしくはURL左側に南京錠アイコンが表示されている場合は、暗号化通信で安全性が確保されています。もし、これらの表示がない通販サイトでは通信を盗まれる危険性があるため、利用を避けた方が安全です。
3. オンライン決済サービスに対応しているか
通販サイトが「オンライン決済サービス」に対応しているかチェックしましょう。クレジットカード決済は、悪意のあるショップにカード情報が盗まれるリスクが存在します。そのため、相手にカード情報を渡さずにクレジットカード決済ができる「PayPal」といったオンライン決済サービスを利用し、安全性を高めるのが望ましいでしょう。
4. ブラウザをシークレットモードで使用しているか
ネットショッピングを利用する際は、ブラウザをシークレットモードで閲覧しましょう。シークレットモードとは、Webサイトの閲覧履歴やログイン状態を記録しないようにしてプライバシーを保護する機能です。第三者が使用できる可能性がある場所での利用には、例えば、「Safariプライベートブラウズ」を介して閲覧し、通販サイトのログインを保持させないようにしましょう。
5. アカウントの保護ができているか
通販サイトのアカウント管理は適切に行いましょう。ログインに使用するIDやパスワードの管理を行わないと、不正アクセスによって個人情報の流出や不正購入などのリスクがあります。そのため、パスワードは推測されにくいものに設定し、定期的に変更してアカウントを保護する必要があります。また、他のサイトと同じパスワードを使い回さないようにし、2段階認証が可能なサイトであれば必ず設定して安全性を高めるのも大切です。
6. OSやアプリは最新であるか
スマホやパソコンのOS、お買い物アプリが最新であるかをチェックしましょう。OSやアプリは定期的に更新されており、セキュリティ上の問題などを常に修正しています。これらの更新を怠っていると、マルウェアなどに感染してさまざまな被害に遭う危険性があります。そのため、スマホやパソコンの自動更新を設定しておき、常に最新の状態で利用するように心がけましょう。
詐欺の疑いがある場合の対処法は?
ネットショッピングで商品を注文して『おかしい』と感じた場合、どのような対処法があるのでしょうか。総合ECサイトの悪質な出品者の場合、支払い前であれば絶対に決済を行わず、ECサイト事業者へ詐欺の疑いを問い合わせてください。また、「国民生活センター」や「消費生活センター」では消費生活に関する相談を受け付けています。もし、金的被害や法的被害が発生している場合は、「都道府県警察サイバー犯罪相談窓口(フィッシング110番)」や「法テラス(日本司法支援センター)」などへ速やかに相談することをおすすめします。
最後に
ネットショッピングは平均で7割を超える人が利用しており、犯罪者に狙われやすくなっています。日頃から「Chromeシークレットモード」などを活用し、安全に注意を怠らないよう心がけましょう!